氣質学は難解な人とのコミュニケーションを3つの形と4つの色で分類するので、非常にわかりやすく使いやすい優れたツールです。
同じ事を言っているのに、伝わり方が人によって違うのは持って生まれた氣質が違うからです。AさんとBさんの氣質がどのように違うのか分かっていれば、どの様な対応をすれば良いのか分かりますし、得意不得意もある程度の傾向はわかるので、それも考慮して話しをすれば余計なストレスも感じずに済みます。
ですから、私は多くの人と関わるビジネスの場でこそ氣質学を活用して欲しいと思っています。
けれど、氣質学は所詮コミュニケーションを助けるためのツールに過ぎません。コミュニケーションの基本が間違っていれば、どれだけ優れたツールを使っても良い結果は得られないものです。
例えば、感謝を伝えるのなら「ありがとう」と言いますよね。仲違いしてしまった友人と仲直りする時は「ごめんなさい」好意を伝えるのなら「好きです」ですよね。
とてもシンプルなのに実際はこじれてしまう事がある。これはどうしてでしょうか?
それは3つの原因があります。今日は人間関係がこじれる3大要因について書きたいと思います。
人間関係がこじれる3大要因
1、言う相手を間違っている
「ありがとう」と感謝を伝える時に誰に言いますか?伝えたい相手に言いますよね。
では、職場で仕事上困っている事がある場合それを誰に言いますか?上司に相談?同僚?それとも困り事の相手ですか?
内容によっては上司に相談するべき場合もありますし、同僚の知恵を借りる事で解決する場合もあるでしょう。
ですが、そもそも困り事の相手と話をしないと問題は解決出来ません。話づらさがあり、つい他の人に話してしまうのですがそれでは解決しないどころか、かえってこじらせてしまう事もあります。まずは相手と直接話して解決する事を考えましょう。
2、偏りがある
あなたが仕事で部下を持つ立場であるのなら、部下から相談される機会はたくさんあると思います。その相談の中には他の部下が絡む話題も少なくないと思います。その時は直接相談された部下の話だけでなく、その相手、さらに他の部下の話も聞いて判断する様にしたいものです。真実は一つしかないのですが、人はそれぞれ自分の理解しやすい様にバイアスをかけて理解しています。ですから一人よりも複数の人に聞いたほうが真実に近づけます。
人によって能力差があるものですが、今は能力を発揮出来ていない人でも目の前の人間関係を改善してあげるだけで見違えた様に能力発揮してくれる事も多いのです。
3、感情任せに言いたい事を言ってしまっている
愚痴、不平、不満の類がこれになります。
問題の本質とは関係なしに感情を吐き出しているだけの場合問題が解決する事はないですし、そればかりか愚痴不満が漏れ伝わり、その人との関係を思わしくない方向に変えてしまいます。
感情的になるのはそれだけ熱心な証拠です。裏を返せばそれだけ真剣に思っているという事なのですから、そこまで感情を溜め込まずに問題解決の道を探りましょう。無事問題解決出来れば仕事が上手くいくだけでなく社内でのあなたの評価も高くなります。
以上の3大要因を解決させる時に役立つのが氣質学です。
コミュニケーションが上手くいかない
なぜか苦手意識のある
どこが噛み合っていないのかわからない
そんな時に解決の糸口がわかり、付き合いやすくなる。それを助けるのが氣質学です。