会社に行きたくないなぁ。
こう考えた事あるのではないでしょうか?わたしも会社員時代はありました。日曜日の夜に、明日から始まる1週間を思って憂鬱になってしまった事を思い出します。その頃の私は仕事を頑張って職位が上がればこんなストレスからは解放されるのだろうなと思って、とにかく仕事で結果をだそう!とがむしゃらだった記憶があります。
日本法規情報の行った「職場での世代間ギャップに関する意識調査」
で世代別に聞いた「職場で苦痛と感じるものは何か」の答えに興味深い傾向がありました。
どの世代でも職場で感じるストレスの共通点は
職場で職位が上がれば人間関係のストレスからは解放されるのだと思っていた若かりしころの自分は上司の苦労を知らなすぎでした(笑)
以下、日本法規情報の行った「職場での世代間ギャップに関する意識調査」
を参考に職場で感じる苦痛を軽くする方法を考えたいと思います。
世代別「職場で感じる苦痛」
上記意識調査の「職場で苦痛と感じるもの」の順位を世代別に見ていきましょう
20代は
1位「上司に叱咤されること」で21%
2位「有給を取りにくいこと」が16%
3位「「最近の若い人は…」と言われること」が14%
4位「職場での飲み会への参加」が14%
5位「職場の同僚とのランチ」が10%
30代
1位は「上司に叱咤されること」15%
2位「職場に不満はない」と回答した人が15%
3位「職場での飲み会への参加」が15%、
4位「有給を取りにくいこと」が15%
5位「部下への指導」が10%
5位「上司に分からないことを質問すること」が10%、
40代
1位「職場に不満はない」17%
2位「職場での飲み会への参加」が14%
3位「上司に叱咤されること」が13%
4位「有給を取りにくいこと」が13%、
5位「部下との世代ギャップを感じること」が11%、
5位「部下に指導すること」が11%
20、30、40代すべての世代で3位以内にランクインしたのが
「上司に叱咤されること」でした。
これには少し驚きました。20代は21%と5人に1人が苦痛に感じると答えています。社会人になったばかりで仕事にも不慣れな点を考えるとこの割合はだいたいこんなものなのかなと思えるのですが、40代でも13%もの人が上司からの叱咤に苦痛を感じている事に驚いたのです。
職位の高い人から叱咤される事にストレスを感じるのは世代問わず共通の悩みの様です。
職場のストレスを軽くするには
この結果からわかるのは、職場でのストレスを軽くするのに大切な事の一つは、感情的にならないコミュニケーションの取り方にあるという事です。怒鳴られるのは誰でも嫌なものですよね。
まず当たり前ですが、感情的にならず言うべき事を冷静に伝えましょう。
そして、同じ言葉でも人によって上手く伝わったり、伝わらなかったりする事があります。
相手の反応をみて言い方を変えてみるのも良いかもしれません。
部下の指導に苦手意識のある人は言葉の引き出しを増やすと良いかもしれません。
伝わらなかった時の次の一手が増えるからです。
叱咤してしまうのは次の一手に困ってしまうから。
“やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ“
山本五十六さんの言葉ですが、これほど部下育成のコツを言い当てた名言は他にないと思います。
叱咤だけでは部下を萎縮させてしまうだけです。
上手く部下のやる気を出させて成長してもらうためのコミュニケーションを身に付けたいですね。
氣質ごとに届きやすい言葉がある
以前ブログに書きましたが、氣質ごとに届きやすい言葉に傾向があります。
同じ言葉でも取られ方が違う理由がわかりますよ。
ぜひ日頃のコミュニケーションに使ってみてください。