先日書いた記事、
が思った以上に好評で、営業に関心の高い人が多いのだなぁと改めて感じました。
そんな中、氣質学は誕生日から割り出すので誕生日がわからない場合は使えないのではないかと質問を頂きました。
確かに、誕生日がわかれば氣質はすぐに調べられますから解るに越した事はないのですが、誕生日が解らずとも推測する事は出来ます。氣質には傾向があるのでそれを推測出来る様な質問をいくつかお客様に投げかけて答えの傾向からどの氣質の傾向があるか探ればいいのです。
この質問をされた方には、どんな質問をして答えからどの様に考えれば良いのかお話しましたが、今日はその内容をさらに踏み込んで書こうと思います。
お客様の氣質を知るために必要な2つの質問
誕生日がわからないお客様の氣質がなんなのか知るために必要な質問はたった2つです。
一見少ない様に感じられると思いますが、限られた時間の中で判断しなけれなならないのでいくつもお客様に質問する事は現実的では無いので2つがちょうど良い数だと感じています。
2つの質問で推測出来る氣質
2つの質問で推測出来ると書きましたが、、第1、第2、第3氣質の全てが解る訳ではありません。この質問で解る氣質は第2氣質、対人関係、コミュニケーションを取る時に出る氣質です。コミュニケーションを取る時に出る氣質は基本的に第2氣質なのです。親友や家族など、信頼関係が十分あって安心出来る相手には第1氣質が出てきます。また、営業先のお客様でも何回も顔を合わせているうちに第1氣質が出る様になることはあります。第1印象と違う性格を見せた時、それは第1氣質が出ているのです。
2つの質問の役割
二つの質問にはそれぞれ狙いがあります。
第1の質問はその人の氣質の形を推測する事。
第2の質問はその人の氣質の色を推測する事。
第1の質問で氣質の形、丸、四角、星のどれかを推測して
第2の質問で同じくピンクか赤か緑か水色かを推測します。
その二つを合わせて星のピンク、あるいは四角の水色と見当をつけるのです。
ですから、それぞれの質問には形と色の違いによって異なる答えの傾向が出る様な質問にする必要があります。
では、具体的にどんな質問が良いのでしょう。
2つの質問の具体例
1、価値基準の差が出る質問をする。
氣質学の形にはその人の持つ価値基準が出ます。それぞれ丸の人は和をテーマにする人、四角は安がテーマの人、星は輝がテーマの人です。答えがこの3つに分かれる様な質問なら何でも良いのですが、使いやすいのは打ち合わせ中に雑談として会話のネタに出来る内容です。
例えば休暇の過ごし方です。
まとまった休みが1年に何回かあるので、その休みに何をして過ごすか、本当は何をしたいのか聞けるとだいたい推測できます。下記のように聞いた時の返事ごとにどの氣質か推測してみましょう。
質問
「余談ですが、今度のゴールデンウイークのご予定はもう決まりましたか?」
答え
1、
「今年は家族と温泉に行く事にしました」
「それは良いですね。車で行かれるのですか?」
「いえ、渋滞は苦手なので電車で。本当は家でのんびりしたい所ですが、家族が行きたがっているので」
実際に休暇中にする事は、家族の都合なども考慮しているので本当にやりたい事ではないかもしれません。ですから相手の答えにさらに質問して本音を聞きます。本当は家でのんびりしたいのに家族サービスで旅行に行く人は和を大切にする人の傾向があるので丸の人かもしれません。又、丸の人は旅行に「モノより思い出」を求める傾向があります。
2、
「今年は家族と温泉に行く事にしました」
「それは良いですね。車で行かれるのですか?」
「いえ、渋滞は苦手なので電車で。時間がもったいないし疲れますからね」
快適さを基準にする答えは現実的安心がテーマの四角の人らしい答えです。1の質問と比べて、違うのは赤字で示した最後のセリフだけですが、このように言葉の端々にチラリと見せる本音を拾う事が違いを判断する上で大切です。
3、
「今年は家族と温泉に行く事にしました」
「それは良いですね。車で行かれるのですか?」
「いえ、渋滞は苦手なので電車で。電車だとお酒が飲めるし色々と楽しめるじゃないですか」
自分の楽しみについて語る場合は輝をテーマにする星の人である可能性が高いです。たとえ家族と一緒の旅行でも自分が楽しむ事を忘れません。どうせ行くなら自分が楽しい事をやろうと考えます。
このように同じ質問をしても返ってくる言葉は人それぞれです。質問に対する答えの中からその人の価値基準を判断する事がポイントです。
旅行のような楽しい話題なら話が長く続けられるので、会話を続ける中で上手く価値基準の違いを探って下さい。
以上2つの質問の1つ目でした。次回は2つ目の質問を書きます。
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